RenKirishima&G-HOUSE03/2005年ベストセレクト2枚組み/ Gangsta Expresss2006 -> [HMVで予約]
G-STA03 FM
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LA REPORT 2006
帰国

昨夜のクラブの余韻が残る中、目を覚ます。
LAは今日も晴天。青空が眩しすぎる。

時間というのは過ぎてしまうと一瞬だ。
今だって、あっという間に現在が過去へと姿を変えていく。
とりわけ記憶力の悪い私にとっては本当に夢のような出来事。

数日前にこっちに来たときはずいぶん長い滞在期間だなと贅沢に考えていたものだった。

ここで出会えた数々のアーティストたち。
この出会いは間違いなく自分自身への刺激となっている。
なにか吸収できたものを日本へ帰ってアウトプットできればそれにこしたことはない。

そんな思いに浸っている横でマイメンISHIGOOKAは、

「かえりたくねぇ〜よぉ〜」

と、駄々をこねている。
同感。
この空間、この場所にとどまり続けれるものであればそうしたい。
しかし、それとは別にここで生き抜いていくことの厳しさも考えなければならないのかもしれない。

空港に向かうため迎えを待つ。

ちょっと遅れてきたDJ 2HIGH。
この男なくして私たちの今回の旅はなし得なかった。

DJ 2High!!!

この男、ただもんじゃない。

ほとんどこの滞在記の中で触れてこなかったが、私たちのこの旅路はこの男のナビゲーションで進んでいった。

行動力。
さらに、すこぶる頭がキレル。

これは間違いない。
日本人でありながらこれだけのコネクションを有する人間はこの男以外にいない。

さらにあのDaz DillingerのバックDJまでをこなしている。
そして、正真正銘のDPG JAPANだ。

この屈託のない笑顔からは想像できない数々の悪行(?)を昔話に聞きながら、このハードスケジュールをこなした。

LAとJAPANとをつなぐ架け橋。
この男以外にあり得ない。

Bigg Respect to DJ 2HIGH!!!


Free Way

そんな彼の運転でフリーウェイをLAXまで飛ばす。

あぁ、この風景も見納めか・・・なんて思っていた。
そのとき、

「ヤバイ!ヤバイッス!」

運転席で騒ぐ2High。

「ガスが、ガスがなくなりそうです!」

緊急事態。
ガソリンが底をつきかけてる!
EMPTYランプも点灯しまくり!

しかし、ここはフリーウェイのど真ん中。
ガス欠になるわけには行かない。

「あと、もうちょっとなんで空港まで持ってくれれば・・・」

そんな私たちの願いも届かず、ガソリンがなくなった!

とりあえず高速を降りなければならない。
ガス欠の車のハンドルは重く、ブレーキもほとんどきかない。

出口へ向かい、なんとか高速からは脱出。

しかし、そこで完全にガス欠。
ガス欠ですよ、ガス欠。
しかもLA、さらにフリーウェイ。
極め付けが帰国日、飛行機の時間も迫っている。

とりあえずレンタカー屋に電話。
どうやら引き取りにきてくれるらしい。

しかし、刻々と時間は過ぎていき搭乗時間が近づいてくる。

ふと、

「このまま飛行機に乗り遅れるのもありかも・・・」

なんて思ってみたり。

なかなかこないレンタカー屋に痺れを切らしてキーをひねってみる。

と、エンジンがかかった!

すぐさまガソリンスタンドを探しに車を走らせる!

ない、ない!
スタンドが見当たらない!
またもや車が停止寸前に!

と、目の前にスタンド発見!
ぎりぎりで滑り込む!



この写真の満面の笑みを見せれないのが悔しくてしょうがない(笑
口きり満タンで給油。

余裕かましてマックでマックリブ購入。
マックまで大味。

やっとのことで空港に到着し、ホッと胸をなでおろした。
もう、この旅もおしまいだ。


日本へ

まったく持ってエコノミーの席の狭さは殺人的だ。
とりあえずのビールにワイン、映画にゲーム。
またもやヘッドフォンの調子が悪い。
これまた嫌がらせか?

2Highと空港で別れ、免税店でお土産を買い込む。
日本行きの飛行機は学生風の日本人のグループが目立つ。

映画を数本みて、仮眠をとる。
日付を飛び越し、あっという間に成田に着く。

LAでの興奮はまったく冷めることを知らない。
まだLAにいるかのような気分だ。

現実の日本での生活に戻っても、あのときのことを思い出せばいつもLAにいる気分になれる。

Bad Azzに始まり、Josef、Kokane、Quaze、Coolio、Goldie Loc、Battlecat、Low Life、XL Middleton、そしてFoesumなどなど。

これだけの豪華なアーティストにあのわずかな滞在時間で会ってしまった。
それでももっともっとLAにいたいと思った。
なんて欲張りなんだ。

確実にいえるのは彼等はそこにいて、そこで活動し続けているということ。
そして、それを日本へつなぐための橋はすでに出来ているということ。

一方的な音の輸入ではつながったとはいえないだろう。
ガッシリとしたリンク作りのためにはこちらからも何かを発信していく必要があるかもしれない。

マイノリティであるが故の強さ。
現在はそういう形でしか表現するのは難しいかもしれないが、いずれこのシーンがもっともっと認知されてマジョリティになる日がくるだろう。
実際にその兆しはところどころに見え始めている。
歴史を重ねて、普及に尽力してきた数々の諸先輩たちに続く人間が実際に活動しているということを伝えたい。

道は自ら切り開いていく必要がある。

まだまだこれからだな、俺たちも。


Special!!!
■LA滞在記(2006.1)
■J WELLSRelease Party
■D.P.G. ERA 対談その1
■D.P.G. ERA 対談その2
 
Interview
■ 1stBorn Hot!!!

■ Bullet - 2

■ XL Middleton
■ A-Gee aka Mikel Knight
■ Allfrumtha i
■ Bullet! 
■ Assassin
■ Shorty from Da Lench Mob!
■ Lil' Suge from West Up!
■ DJ Glaze from Foesum
■ DJ Skratch
■Young Noble from Outlawz
■ Neb Luv from 5footaz

Rumor
■WSC meets Lil Suge?
■ Havoc & Prodeje, 3rd?
■ Suge,狙われる!?
■ Snoopやめていない??
■ Daz来日???
■ M&M撃たれてない?
■ M&M撃たれる!
■ S.C.C. New Album???