[933] Warren G - The G-Files (2009)
ユーザー評価:未評価
LongBeachレジェンド、G-FUNKのオリジナリティWarren Gの6枚目のソロアルバム。前作および213のダルダルな流れを気にしつつふたを開けてみると1曲を除きほぼ全曲をWarren Gがプロデュース。ゲストにもMr.Lucc(Bad Lucc)やファンにはうれしいNateDogg、SnoopDogg、RBX、Travis Barker等が参加。基本路線は前述のユルユルLaid Backを周到しており、アダルトな雰囲気プンプン。アルバムタイトルからも伺えるような俺がG-FUNKだと言ったイメージを前面に押し出している。ただ、当時のシンセピーヒャラな曲はRBXとの(9)だけにとどまり、あとはRay Jとのシングル(14)をさらにゆるくしたイメージ。秋の夜長にまったりとどうぞ。
[932] Mike Jones - The Voice (2009)
ユーザー評価:未評価
大ヒット後の紆余曲折がつき物のだけど、中途半端なDVD+EPをリリースしたり、フルアルバムのリリースが遅れたり、TRAEに殴られたりといろいろと味わった末にようやくリリース。今回もこりずに自分の名前を連呼。楽曲もバランスよくフリースタイルっぽいものからC&S風味を適度にちりばめ日本人受けしそうなメロウ曲も収録。聴き所は今っぽいLil Wayne, TwistaそしてフックがT-Painのスローバラードの(5)、先行リークしていたHurricane Chris参加のバウンスチューン(7)、例の大ネタにDevin The Dudeのフックがはまりにはまる(8)、本人のお唄と女性コーラスが相性のいい(10)、キラキラこれまたネタものをひいてT-Painが歌う(14)などなど。結構当たり障りなくきけるR&Bっぽい曲が多い。しかし、本人の前へ出てくるスタイルは健在。単調だけど、個人的には好きです。
[931] UGK - UGK For Life (2009)
ユーザー評価:未評価
PimpC他界後、最初のアルバムにしてUGKとしての最後のアルバム。PimpC他界以前に収録に入っており、もちろんPimpCのラップもばっちり収録。その語り口からつづくイントロにエレキギターリフがはねる二人のラップを持ち上げる(2)、キラキラメロウな(6)、AKONが参加した今受けな(14)、リードシングルのUGKらしい(15)、日本盤にはPCによる(15)のRemixも収録。PimpCの不在感による中途半端さは否めないがBigg Gipp, Lil Boosie, Webbie, E-40, 8Ball&MJG, Too $hort, Snoop, Akon等の豪華なゲスト陣がそれをカバー。何はともあれこのラストアルバムを聞き逃す手はない。
[930] Mr. Kane - Pain Killer'z (2006)
ユーザー評価:未評価
よれた歌声でおなじみの変態ファンク野郎、KokaneがMr.Kane名義でアルバムをリリース。某ラッパーにあごを砕かれてPainKiller(痛み止め)なしではやっていけないとのウワサもあるが、お仲間Josefがほとんどの曲をプロデュース。他にはSugaFreeのプロデューサーとして知られるQuazeやBleezeなどのクレジットがある。Josefとの組み合わせ的にもファンク色強そうなことが伺えるが正にその通り。イントロから強烈なファンクビートをかませ(2)などではKokaneのヨレヨレヴォーカルが絡まりあう。Jayo FelonyとKamが参加したこれまたヨレまくりの(6)、SugaFreeが参加したアップテンポな(8)、鳴きの入った(12)、ほわほわした(17)などファンクベースの曲が続く中、(18)ではスムーシーで大人びたビートにKokaneが控えめに歌い女性ヴォーカルがそれに続くかのように歌い上げるブルージーチューン。個人的にはゴリゴリファンクビートでのがなりつけるようなKokaneの声がすきなのだがメロウものなかなか。ちょっと耳障りな部分もあるが好き物にはたまらないはず。
[929] V.A. - Chicano Ridin vol.2 Cruising Radio (2007)
ユーザー評価:未評価
前作も大好評だったChuckUp!からのチカーノコンピ第2弾。CCCやCLS、SaraSなど805周辺のアーティストが豪華に参加。BrownHoodのザッピーファンクな(1)に始まり、キレのいいスクラッチが入りまくるCLSによるアップテンポなダンスチューンの(4)、SaraSの歌声とスムースメロウさ加減が気持ちいい(5)、CLSお得意の80'sテイストのホンワカ温かい(8)、ちょこちょこっとそのまんまパクリなカラオケ系も含みながらMistah Xが(16)では切ないビートに語り口調をあわせ、オオネタを下敷きにしたメロディアスな(18)でフィニッシュ。既発曲も含まれるがそれでも名曲ぞろい。ビギナーにもモチロンオススメ!
[928] Trae - Restless (2006)
ユーザー評価:未評価
G-Mabb社長、Traeの2nd。プロダクションにはQ-StoneのほかにScottNovelli、Mr.Leeなどの名前もクレジット。H-Townの周辺がメジャーデビューしていく中で最後のメジャー候補とされる。超低域高速ラップは今作もモチロン健在。ピアノの物悲しいイントロから始まり(2)ではその持ち味を最大限に生かす。大ブレイクしたYoungJocとBigPokeyを参加させたJocの例の曲のような(3)、地味目のビートでも大御所BunBにも負けない存在感を出す(5)、ソウルフルなネタを下敷きにゲストのYoungNobleもネチッこく絡みつくアルバムタイトルの(6)、BillyCookが歌い上げる(9)、PimpC、故Hawk、故FatPatがTraeを含め個々に渋さ全開でSwangする代表曲の(10)、盟友Z-Roが主役に負けない高速且メロディアスなフロウとヘタウマフックを決める(13)、C&SのサンプリグがScrewedミュージックへの敬意を切なくあらわす(18)など。G-Mabbをひっぱてきただけの貫禄はすばらしく、聞けば聞くほどにずぶずぶとのめりこめる。この男の評価が見直されるのもそう遠くはないはず。
[927] Hillside Stranglaz - Bad Influence (2006)
ユーザー評価:未評価
Vallejoの鉄人CellyCelが送り出すD Enemy, Protajay, Mac Reeseの本人含め4人グループ。この地方の特徴なのかCellyCelのネチッコイフロウは健在。半数以上のプロデュースをSeanTが担当。CellyCelが他のラッパーを引っ張る形でスタート。4人のマイクリレーもまあそこそこにまとまっている。Hyphyをどことなく意識した(4)、SeanTお得意の早回し(6)、ゾクゾクとくる哀愁感がピリリとマッチする(8)、既発になるがそれぞれの出身をレペゼンする重厚なマイクリレーがかっこよすぎる(9)、やっぱりダウナー系がしっくりと来る(11)など。全12曲とボリュウム少なめだが胃にもたれそうな4人組なのでちょうどいい。ボスのキャラを追っかけるような3人がもうちょっとぱっとしてくれたら違うものになったのかもしれない。
[926] 2 HIGH - Underrated (2006)
ユーザー評価:未評価
「ウエッサーイ!」のCaliforniaThuginで話題となったが前作には未収録。しかし、今作にはタイトルを若干変更しめでたく収録。今回もProperDosのErnie Gが完全バックアップ。フューチャリング勢は乏しくConejoが1曲、CM1、Xenia嬢ともに3,4曲に参加。イナタサ溢れるイントロに始まり、え、こんなのだったっけ?と思わせる前半に前述の(5)が登場。Xenia嬢が感情的にフックを歌うバラード系の(7)、ホヨヨンとしたギター系リフに間やもやXenia嬢が主役の存在感を消す哀愁溢れる歌声を披露する(8)、重厚な重みのあるビートに軽すぎるCM1のラップがややアンバランスな(12)、大人びたスムースチューンの(14)、IceCube辺りがやりそうな重厚な(17)などなど。なんだか前作よりもチカノ臭さが増したような。本人のラップはまぁ良くあるチカーノものと大差なし。成長がうかがえないのがちょっとがっかり。
[925] Bullys Wit Fullys - The Infrastracture (2006)
ユーザー評価:未評価
GuceがKillaTayとのコンビで続けてきたBullysWithFullysを勢いに乗るMessyMarvとの新コンビでリリース!例によってSeanTがほとんどの曲をプロデュース。物々しいイントロから一気にタイトルトラックの(2)に流れ込み立て続けにゴリ押しで続く中、E-A-Ski大先生によるHyphyチューンにはTheTeamからClydeCarsonが参加!Messyがソロでもやりそうな伸びやかで爽やかな(6)、忍び寄るようなシンセに2人のラップが緊迫感を産む(8)、売出中のMistahFABが重厚なビートにのりKeakがコーラスであのしゃがれ声で参加する(9)、煙たさが漂うメロウ・スモーキーチューンの(10)、SeanTが芸の広さをアピールする温かみのある(14)など。Guceも貫禄十分だがMessyの荒くれたラップが絶品のかっこよさ。マンネリ気味だといわれているSeanTも幅の広いプロダクションで見事なプロダクションを見せる。やはり勢いのある地域は何をやってもはまってしまうのかもしれない。
[924] Hood Starz - Hood Reality (2005)
ユーザー評価:未評価
EPA(East PALO ALTO)産。SCOOT DOGとBAND-AIDEの2人組みのデビューアルバム。デビューアルバムといっても2人の経歴はそこそこあるらしくゲスト陣にLilScrappy、Yukmouth、Game、40Glock、SanQuinnなどが参加。制作陣もSeanT、ToneKapone、TraxAMillion等が顔を連ねる。豪華Remixも話題となったTraxAMillionによるHyphyチューンの(2)(3)、Gameがこっそり参加した(4)、SeanTの高速回転ネタの(12)、ダウナーなやるせなさがストリート感を生むセルフプロデュースの(13)、ネタ早回しのほっこりした(18)で終了。ドレッドスタイルからみてもHyphyよりなことは一目瞭然だが、どっぷりHyphyってわけでもない。一本調子で単調に聞こえてしまわなくもない。
[923] Messy Marv Presents - Draped Up And Chipped Out (2006)
ユーザー評価:未評価
ぞくぞくと怪しい物をリリースし続けるMessyMarvが今度はサントラ名義でリリース。制作の半数をSeanTが占め、他にもB-LegitやE-A-Skiらの名前もクレジット。気になるアーティストだがMessy本人はもちろんのことRichieRich、JT The BiggaFigga、C-Bo、E-40等に加え新生Hyphy陣MistahFAB、DemHoodStarzなんかも参加。マンネリ化が顕著なSeanTのプロダクションはそれでも好クオリティで、スムースな(2)、RichieRichの渋いラップに情景的なコーラスとビートが悲哀感を産む(3)など。DeeDee嬢がまったりと歌い上げる(6)、HyphyじみたMistahFab参加の(13)はSeanT仕事。なんといってもKuruptとのC&Bコラボがステキすぎる両者の味が見事に出た(21)は最高!サントラ仕様でこのクオリティはさすがMessyMarv!甘茶どころも取り入れバラエティにとんだ構成も完成度高し!
[922] Big Rich - Block Tested / Hood Approved (2006)
ユーザー評価:未評価
ベイ産。そこそこのプロモーションでSeanT、E-A-Ski、SanQuinn、E-40などのベイエリアの大御所達のサポートをたっぷりと取り入れてのKochからリリース。この時期のベイ物なのでHyphy全開かと思いきや、AP9などに通ずるハードなストリング系のビートで終始ゴリ押し。リードシングルとしてリリースされた職人E-A-Ski&CMTによる空間系Funkビートの(3)、Screwed調なコーラスに倍速ハットを合わせたベイアンセムの(5)、SeanTの手腕が振るわれるドラマチックな(8)はカニエ式高速回転。ハイライト的な(9)(11)ではSelauなる女性コーラスが絡みぐぐっと哀愁感をアップさせる。RickRockの変態っぷりが出まくったぶっとびチューンの(15)、Droop-EのhyphyビートにYaBoy、SanQuinnとBailey兄弟等がマイクリレーを繰り広げる(16)、全編に渡りハードなビートを提供してきたMalAmazinが一転し、カニエ風にしあげる(17)、ラストのボートラにはHyphy街道を突っ走るMistaFabとFederationからDooneyBabyが参加。やや一本調子な感は否めないが売れ線どころを意識しての構成。ベイエリアの今がつまった一枚。
[921] Z-Ro - I'm Still Living (2006)
ユーザー評価:未評価
投獄によりお蔵入りかとされたが出所後にあっさりとリリース。RAL移籍3作目。録音時期がいつのものなのかは定かではないが、大半の曲をMikeDeanがプロデュース。そのほかセルフプロデュースが2曲、Enigmaなどの名前も見られる。なんだかやっつけ感がプンプンと漂うが、あのフロウとヘタウマなお唄は健在。ほのぼのしたTanya嬢のコーラスに軽めにのっかる(2)、シングルカットされた(3)はLutherVandrossネタにZ-Roが敷き詰めたラップと伸びやかなフックを聞かせる。BunBが貫禄たっぷりにバックアップするダウナー系の(6)、お得意泣き落とし系の悲哀愁感をたっぷりと味あわせてくれる(11)、故HAWKと盟友TRAEを参加させたセルフプロデュースの(12)は低空飛行するTRAEのラップが渋い!ラスト(15)はTanya嬢が再び登場してドラマチックに締めくくる。あっさりと聞きやすいがいまいち勢いが感じられず、小さくまとめてしまったように思える。それでもキャラ立ちは絶品!
[920] Snoop Dogg - Tha Blue Carpet Treatment (2006)
ユーザー評価:未評価
原点回帰という大名目を引っさげてGangstaなSnoopがカムバック!いままでのユルイながれを保ちつつGangsta色を全面にプッシュ。ライブ仕立てのBattlecat作のイントロにはGerogeClintonが参加。スムースなビートにSnoopのラップが流れるようにのった(2)、FredWreckによるほんわかトラックにNateDoggが伸びやかに歌う(3)、人種間との調和をテーマにしたリードシングルの(4)はB-Realが参加し緊迫感がたまらない。RickRockのHyphyビートにE-40、MC Eiht、GoldieLoc、Daz&Kuruptまでがマイクリレーを繰り広げる(6)。やはりE-40がひとつ抜け出ているか。BattlecatのTalkBoxが絡みSnoopとGameが相反したフロウを披露する重厚Gangstaチューンの(8)、(13)ではRhythmDをプロダクションで起用!SoopaflyとLilHalfDeadがこっそり参加したポップな(15)、Akonの歌声が切なくSnoopと絡み合う(16)、ヘヴィーチューンを盟友達と繰り広げる(19)、Dr.Dre制作の(20)は本人も参加し物悲しく語りあう。ラストはStevieWonderがLaidBackしまくりに歌い上げる(21)で終了!これだけ豪華なゲスト陣を集めてもSnoopのキャラが埋もれない。ゲストやプロデューサー陣からみてもわかるように今の立ち位置からのWestcoast勢の起用はお見事。Detoxへの伏線はこれで整った!
[919] The Game - Doctor's Advocate (2006)
ユーザー評価:未評価
1stアルバムで一気に表舞台に躍り出たComptonよりの使者、The Gameの2ndアルバム。クリーンヴァージョンのリークや、数々のRemixがリリースされるシングル"One Blood"など話題性も抜群。そのレゲエテイストをとりこんだいわずと知れたフロアバンガーの(3)、will.I.amがEazy-Eの名曲をサンプリングしハードにコンプトンをレペゼンする(4)、スーパープロデューサーScottStorchのビートでGameのフロウが切れまくる(6)、続く(7)はNateDoggがたてノリビートに絡みつく!これもScottStorch!師匠Dr.Dreへの思いBustaとつづったアルバムタイトルの(11)、SnoopとXzibitをゲストに招きFunkyWarmのシンセをLaidBack気味にあわせたWestcoast讃歌の激渋の(13)、Daz&KuruptがシンプルなビートにGameをサポートする(14)、Gangstaのベールを身にまとったカリスマの送り出す今作はウエストコーストっぽくないといわれた前作をはるかにしのぐ西海岸を意識した傑作!
[918] Bailey - Champ Bailey (2006)
ユーザー評価:未評価
BayAreaレジェンドSanQuinnの弟。Hyphy丸出しな現在のベイエリアムーヴメントの中でも兄貴同様に伝統を残しつつうまくバランスを保ちなかなかの良作をリリースしている。最近のベイモノでちらほら見られるサウスのりなチキチキビートで重厚に仕上げた(2)、Hyphyチューンの(6)、SanQuinnをゲストに招いた(8)、ハードなトラックの合間に一息つくような早回し系にもにたほんわかとした(11)、オークランド出身の人気シンガーKeyshiaColeを大胆に起用した流れるような(16)、ShawnStockmanの切ない歌声がアコギが奏でるメロディラインと悲哀感を漂わせる(18)、YaBoyと売出中のBigRichを参加させた(20)は男気溢れるマイクリレーが魅力。重厚なビート郡をソウルフルなアウトロ(20)でしめくくる。兄貴ほどのスリリング感はないがBaileyのラップもなかなか。今後の成長株として注目していきたい。Too$hortやB-Legit、TrufTalkも参加。
[917] Daz Dillinger - So So Gangsta (2006)
ユーザー評価:未評価
So So Gangsta!ってことで、JD率いるSoSoDefからDazのソロアルバムがようやくリリース。Daz本人JDのプロダクションのほかSoopaflyの名前があるところはファンにはうれしいところ。リードシングルとして数枚リリースされているがマイアミのニューカマーRickRossをfeatしたJD仕事の(2)、DPG色でまくった往年のファンにはうれしいGangstaFunkの(3)、やる気名下げなラップがダウナー気味なビートとマッチする(4)、SoopaflyのほんわかしたLaidBackビートにSoopalfy本人とSnoopが参加したDPG賛歌の(5)、WestCoast回帰につながるようなゴリゴリの(9)、 ラスト(12)は間違いなくDoggPoundクラシックになりえる極悪ファンクチューン!Dazのプロダクションは気合が入りまくり!全12曲と少なくシングルカットされた数曲が収録されてないのがもったいないが、JDとの相性も悪くなく昔からのファンも楽しめる。DVD付、日本盤(ボートラ付)もあり。私のはDazの直筆サイン付(ニヤ
[916] THE TEAM - World Premiere (2006)
ユーザー評価:未評価
ベイエリア産。エナジードリンク"Hyphy Juice"のテーマ曲でブレイクしたHyphyムーヴメントの象徴的グループ。 G-ManStanもクレジットに名を連ねるイントロ風味のベイ讃歌(1)、ヘビィな出だしを打ち砕くようなEWF"Brazillian"ネタをTEAM色に染め上げたほんわかな(5)、代表作オリジナルのぶっ飛びHyphyチューン(7)、Angelina嬢をFeatしたネタものメロウの(8)、R&B調のドラムラインに淡々と進む(11)、軽快なビートにねちっこくも気だるいフロウが絡み合いMikeMarshallの歌声まで飛び出すサマーソングの(12)、素朴なビートにFemaleコーラスが抑揚感溢れる(16)、ラスト(17)はHammer, Too $hort, Riche Rickなどが贅沢に参加したRemix!そのあとにもシークレット一曲収録。Hyphyものメロウ物ともクオリティが高くやる気なさげな彼らのラップも気持ちいい。これは絶対に抑えて欲しい名盤!
[915] Too $hort - Blow The Whistle (2006)
ユーザー評価:未評価
Hyphyムーヴメントに沸くベイエリアから重鎮がメガヒットを引っさげてニューアルバムをリリース!もちろんHyphy目白押し! とはいってもプロダクションに目立つ名前はLilJonとJazzePha。注目は一世を風靡したLilJonによるホイッスル・パーティーチューンの(2)。このブリブリのベースラインは誰もが体を揺らすであろう名曲!Will.I.AmによるHyphyバウンスチューンの(4)にはSnoopが参加。PimpCとRickRossが参加したもろクランク味の出た(6)、そんな中でもギターリフにメロウ感溢れる(8)や(9)などJazzePhaのプロダクションでのバランスを保っている。(9)のDaz&KuruptにてようやくCA勢の登場。Droop-E作にE-40、Mr.FAB等が参戦する(14)はリアル・Hyphyチューン!ベテランのPimp節も健在。ベイエリアの勢いは止まらない!
[914] Kokane - Back To The Clap (2006)
ユーザー評価:未評価
インディリリースが続く中、今度はFingazzのレーベルStreetlightからのリリース。全曲Fingazzによるプロデュース。長々しいイントロに始まりFingazzお得意のタメの聞いたファンクビートの(2)、KuruptとRoscoeが兄弟で参加するストリングリフがシリアスな(3)、ATLからKMGを招いた煙く気だるい(7)、軽快なギターが絡む伸びやかなビートに本人も心持楽しげな(8)はTalkBoxでFingazzが参加。DownがスパニッシュでからみFingazzが控えめにTalkBoxで援護する(11)、(13)はKokaneの味が出まくるヨレたFunkチューン!ラストは鳴きのスロウバラッド。Kokane自らがRAPしすぎであのヨレヨレ変態なお唄が影を潜めてしまっている。Fingazzのトラックと相性がよさそうで意外に合わないのかもしれない。
[913] Coolio - The Return Of The Gangsta (2006)
ユーザー評価:未評価
Gangsta is Back!!!クラシック"Gangsta Paradise"でのワールドワイドなヒットとは対極にUS、日本での地味なリリースが続いたCoolioが"Gangsta"を看板に挙げた本作をリリース。イタリアのレーベルと契約しているらしくそちら側よりも半年ほど遅れ。イントロと前のりな(2)に続き、意外にも初共演となるSnoopとの(3)は伸び伸びとしながら哀愁掛かった男性ヴォーカルが気持ちいい。イタリアンラップが日本語の響きっぽい(5)、LVに歌わせた物悲しい(10)、ブリブリのシンセラインにふてぶてしいCoolioのフロウがはまるGangstaマナーな(15)、オリエンタルでミッドテンポなビートに女性コーラスが気だるそうにのっかる(16)などなど。GangstaとWestcoastをレペゼンしてるようだがやや時代遅れ感も無きにしも非ず。Coolioは相変わらず。CD Extra。日本盤はボートラ解説付。半年前PVカットされていた曲はどこに?
[912] Pimp C - Pimalation (2006)
ユーザー評価:未評価
Pimp C iz Back!!!UGKのPimpCが釈放されソロアルバムをリリース!もちろんC&Sとの2枚組み。相方BunBのアルバムもすごかったが、こちらも負けていない充実度。帰ってきましたよ的なイントロに続き、釈放の喜びに溢れた伸び伸びとした(2)、シングルカットされた相方BunBとMikeJonesを迎えたスローバックした(5)、JazzePhaプロダクションのややコミカルな(6)にはTelaも参加。SlimThugが主役顔負けの渋いフロウをきかせる煙ったい(9)、MannieFresh作のダンサブルな(12)、渋いTraeと変化自在のChamillionaireのマイクリレーにしびれるH-Townマナーなバウンストラックの(14)、Z-Roが参加した"I Miss You"で甘くやさしく締めくくる(16)。豪華なゲスト陣に主役が埋もれがちだがたまっていたフラストレーションを一気に発散したような勢い。一気に聞けてしまう。C&S盤も要チェック!
[911] Compton's Most Wanted with MC EIHT - Music To Gangs Bang (2006)
ユーザー評価:
Comptonの生ける伝説MC EIHT率いるCMWがチカーノ集団Hi-Powerからリリースしたアルバム。詳細なクレジットは全然ないため制作陣などは良くわからないが2006年7月にリリース予定だったというEIHTのプロモーション的な位置づけのようだ。そんな中でEIHTの「ジィィヤ!」節は健在。"Straight Up Menace"の続編的な哀愁感含む(2)、アルバムタイトルのスリリングな(3)、そのソロアルバムからの(7)はソウル早回し系効果を狙ったトラックにFingazzと思われるTalkBoxが絡みミッドテンポで心地よい。低音のきいたピアノリフに単調なシンセが絡む迫力溢れる(12)、Eihtの激渋フロウと女性コーラスが絡むLaidBackチューンの(15)、ラストはHiPowerお得意のメガミックス。CMWというよりもMC EIHTが全面に出まくってる。ベテランの風格でソロアルバムも期待できそうだ。
[910] Tha Dogg Pound - Cali Iz Active (2006)
ユーザー評価:未評価
新生DPGとしてSnoopを含めDoggyStyle/Kochでリリース。CALI回帰作として注目の集まる中話題性は十分。しかし、肝心なDazのプロダクションが皆無。BattlecatとSoopaflyが3曲ずつ、他はメインストリームの流れに乗った名前が多数とやや肩透かし。Snoop参加の影響か。豪華なPVで話題となった闘猫作CA復興アンセムのポップファンクな(1)、煙い雰囲気ただようLaidBackした(2)、シンセベースがうなるDiddy参加の(5)、最近がんばりを見せるRageが切り込むぱっとしないSoopafly仕事の(8)、RickRockのシンプルなビートにNateの歌声と激渋RBXが参加する(9)、Cubeに触発されてかマイペースのKurupt以外のテンションが以上に高い闘猫作の(10)、DavidBannerの地を這うようなビートに意外にしっくり来るKuruptはさすがの(11)、華麗なSoopafly仕事に水を得たように映えるDazとKuruptが容易に想像できる(14)などなど。Snoop主体のノーコーストなつくり。可もなく不可もなく往年のファンには物足りないか。CALI復興の重要ポイントとなるかどうかは判断の難しいところ。
[909] Kurupt - Same Day, Different Sh*t (2006)
ユーザー評価:未評価
本家DPGとほぼ同時期にリリース。本家盤とはちがい1曲を除きすべてをDazがプロデュース。DPGの胡散臭さ満点でGang臭も匂う臭う。過去の栄光紹介的なイントロに始まり、地を這うベースに淡々と刻むKuruptがゴリゴリの男汁をぶちまける(1)、モクモクのPVも印象的だったスモーキンソングの(4)、無骨な男気を破壊的なビート押し込みまくるDazも参加の(6)、女性ヴォーカルが参加したほんのり温かい(8)、危機感迫るビートにDaz&Kuruptがのフロウが冴える(13)。DPGのアルバムに収録できないようなゴリ押しなDazプロダクションが炸裂しまくり。ちょっとはひねりが欲しいがやっぱりカッコイイ。
[908] Lil' Flip - I Need Mine $$ (2006)
ユーザー評価:未評価
???
[907] Ice Cube - Laugh Now, Cry Later (2006)
ユーザー評価:
???
[906] O.S.T. - WAIST DEEP (2006)
ユーザー評価:未評価
???
[905] Yo Gotti - Back 2 Da Basics (2006)
ユーザー評価:未評価
???
[904] Roscoe - I Luv Cali (2006)
ユーザー評価:未評価
???
[903] Mistah F.A.B. - Son of A Pimp (2005)
ユーザー評価:未評価
???
[902] Kokane - Mr.Kane Pt.2 (2005)
ユーザー評価:未評価
???
[901] E.S.G. - Screwed Up Movement (2006)
ユーザー評価:未評価
???
[900] Mitchy Slick, Damu, Tiny Doo - Strong Arm Robbery Vol.2 (???)
ユーザー評価:未評価
???
???
[899] Big Prodeje - If The Chhucc Fits, Wear It (2005)
ユーザー評価:未評価
???
???
[898] V.A. - Westcoast Playaz : The Ultimate WestCoast Rap Compilation (???)
ユーザー評価:未評価
どういう選択基準があったのかはわからないが、タイトルとはちょっとことなり単純にWestcoastと言い切れない地域からもチョイスしたコンピ。まさにおいしいとこどりといった感じで、CazとEveによる闘猫制作のまったりとした(1)、G-ManStan制作の"For the love〜"ネタの(4)、地を這うようなB-LegitのフロウとScarfaceそしてHermが繰り広げる淫靡な(7)、BAPで話題となったMenaceネタをSanQuinnとSpice1がパフォームする(10)、G-ManStan制作のバラード調の(17)、倍速ビートにシリアスに絡むコーラスがカッコイイ(19)でフィニッシュ。SSGというこのレーベルから過去にリリースされているBayコンピやその他作品からの総集編といったところか。あまり見かけないコンピなどの音源も収録されているのでお買い得。
[897] Suga Free - Just Add Water (2006)
ユーザー評価:未評価
アンダーグラウンドなりリースが続いたがDVDをつけて2枚組みでリリース。Quikのプロダクションは・・・と探してしまうが本作はFreezeなるプロデューサーがメイン。さて肝心なPimp節は健在。逆にQuikという後ろ盾なくしての開放感が満載。ライブの臨場感を出した颯爽とした生バンド系の(2)、シングルカットされた疾走管溢れるビートに芸達者SugaFreeのフロウがヘニャヘニャっとのる(6)、Snoopの留守電を消しまくるSkitをはさんでハイライトの(8)はFreezeの仕事が冴えSugaFreeとSnoopの頼りなさ気なフローにコーラスが絶妙に絡み合う名曲!物悲しいバックギターにポップ且ピンプな男の哀愁を惜しみなく出し切った(9)、タイトルまんまのKokaneとの変態フロウの掛け合いの(13)、男性ヴォーカルMarlonが心地よい歌声を聞かせる(22)、Pimpアンセムの(24)はBlaqthovenが爽快なコーラスを聞かせる。ヴォリューム満点全25曲。軽快なテンポとPimp節で十分に楽しませてくれる力作。
[896] Messy Marv & San Quinn - Explosive Mode 2 (2006)
ユーザー評価:未評価
???
[895] D-Shot - Callin All Shots (2006)
ユーザー評価:未評価
???
[894] Droop-E & B-Slimm - The Fedi Fetcher and the Money Stretcher (2006)
ユーザー評価:未評価
???
[893] T.I. - King (2006)
ユーザー評価:未評価
SouthのKingからKingへ。豪華な制作陣に風格もバッチリ。劇画タッチなリターンソングの(1)、スロウバックしたトラックに気だるそうに絡むフロウも意外に気持ちいい(3)、粘着性のある勢いに引き込まれそうな(4)、JamieFoxxが参加したピアノベースのゆったりとしたバラードチューンの(5)、MannieFreshの不穏な縦ノリビートな(10)、PharrellとCommonが参加のNep作のきれい目名(15)、情熱的なヴォーカルに温かく刻むフロウがほわっとした空気を作り出す(16)、P$CとYoungDroが参加の哀愁感ただよう(18)、国内盤にはボーナストラックが収録。結構器用なスタイルでビートにうまくあわせている。なかなかかっこいい。
[892] 3 Way Funk - 3 Way Funk (2004)
ユーザー評価:未評価
EASTBAYからE-Rock, Scweezit, Loloの茶黒混同(?)3人組。なんともG-ManStanが全編にかかわり、SeanTも数曲制作。そのSeanTによるシリアスなタイトルどおりのEastBayアンセムの(1)、FatJoeとMC Renという不思議なゲストの組み合わせによるぶっ飛びシンセの(3)、SeanTによるマッタリメロウな(4)、ダンサブルなトラックに合わせたFemaleコーラスが軽快さを産む(9)、Antonioがやや鼻にかかったお唄を気持ちよく聞かせてくれる哀愁じみた(14)がハイライト。3人のうち誰だかはわからないがA-Geeのような飛ばしすぎフロウはいただけない。ビート先行タイプ。
[891] Mista Mil - Off Center Of Attention (2005)
ユーザー評価:未評価
いくつかのMixTapeやシングルなどを経てXL Middleton率いるCCEからのデビューアルバム。大半を自分自身でセルフプロデュース。その他にXL Middletonがプロダクションで参加。気持ちよすぎるイントロに始まり、ジャジーでやさしめの暖かいトラックが続く。やや和風な早回し系に女性コーラスが重なる(4)、哀愁むせび泣くアコギがMilのフロウと相まって悲哀感を増幅させる(7)、XLお得意のブラスにスムースで気持ちいいトラックがメロディアスに調和する(9)、続く(10)も爽快計スムーストラックで心地よい。お仲間がマイクリレーをかましていく(12)、落ち着いたピアノリフに絡みつく女性コーラスが大人びた空間を演出する(13)、ラスト2曲にシークレットトラックが収録。これまたネタを爽快にアレンジした気持ちいい(15)がオススメ。終始やわらかい口当たりで女性ウケもよさそう。ノーコーストッぽさも味のひとつか。
[890] Juvenile - Reality Check (2006)
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[889] Kokane - The Hood Mob (2006)
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[888] Scarface - My Homies Part2 (2006)
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[887] Billy Cook - R&B Gangsta (2006)
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[886] Balance - Young & Restless (2006)
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[885] Federation - The Album (2004)
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[884] GR8 DANE - GR8DANE.com - The POLO Classics (2005)
ユーザー評価:未評価
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