■Shoty from Da Lench
Mob(Apr.2004) 2004年、ローカルでしかリリースされなかったソロアルバムを市場に送り出したShorty。Ice
Cube一派としてのDa Lench Mob、そして一人のアーティストとしてのShort。自らの複雑な心境を語った長編インタビューをありのまま伝える。
「貧しくはなかったよ。中流かな。いい服もきてたし、バッグももってた。家もあったしね。オヤヂはいなかったけど生活するために、ママが何でもやってくれたからね、ドラッグ売買と売春以外は。ママは強かったよ!男たちにも引けをとらなかなったね。ケンカはよくしたなぁ。3歳の時のケンカもおぼえてるぜ。でもケンカをしてそだったから今のタフな俺がいるんだよ。ママは新し物好きだったな。俺はコンバースのシューズを2、3足持ってたぜ。大人になんかなりたくなかった。70年代はすばらしい時代だよ。今でもよくあのころを思い出すよ。もちろん成長しないわけはないからいろんなことをやったさ。たとえば”
The Disco Lockers”っていうダンス・グループを結成して毎晩踊ってたよ。ダンスコンテストで優勝したこともあるんだぜ。でも、Gang
Bangingをはじめちまったよ。それはダンスでは学べないことをスマートに吸収するにはもってこいだったんだけどね。だけどGang
Bangingはたくさんの俺たちの仲間を天国へつれてっちまった。1年に最低でも3回葬式があるんだぜ?友人や仲間をストリートでの殺し合いや、カラーでの殺し合いで失うことが本当に残念でならないよ。」
「DA LENCH MOBの頃だって?あれはワイルドな時代だったよ・・・。色んな国にもツアーで回ったし、ただゲットーで毎日起こってることをね・・・みんなオレらのことをクレイジーだって思っただろうな。“Lench
Mob Niggas is the Craziest”って感じさ。俺たちは自分のことなんて何一つ知らなかったし、俺たちは世界中で一番Gang
Bangin’が激しいLAからきたんだぜ?俺たちは常に”I don’t give a fuck”って感じだったよ。まぁでもDA
LENCH MOBの頃ってのは楽しいこともあり、つらいこともあったよ。モチロン、ツアーなんかは楽しかったけどな。そのつらさと俺たちにつらい思いをさせたやつ等のおかげで俺は強くなったけどね。」
■現在のDA LENCH MOBはどのような状況なのでしょうか?
「みんなソロ活動に専念してるよ。オレらはアーティストとしてだけでなくビジネスマンとしてもデカイことをやってみようとしてるんだ。オレ自信はBOW
TIE ENTERTAINMENTってのを立ち上げて自分の作品、映画やTV番組の制作なんかもやっている。今の状況はバッチリだぜ。そう、Yo-YoやJinx、Chillも同じくらいにね。俺たちはまだ成長しているのさ。"UNITED
LENCH MOB FRONT"としての活動の準備も整ってるし、あとは若いヤツなんかにもチャンスをあげたいね。」
「何度もいうけど俺は俺たちの敵を憎んでいる。心底嫌いなんだよ。わかるだろ?”Guerillas
in The Mist”に入れた”Buck The Devil”はまじで強烈だった。俺はみんながその曲を聞いてくれたと強く信じてるよ。だから俺はもう一度同じエネルギーを注ぎたかったんだ。まず、最初に誰と共演するか考えたよ。で、思いついたのがRBXだったんだ。RBXは強い信念を持ってるんだよ。Dre名義になってるCronicを半分作ったんだぜ。RBXはWestCoastのアーティストのなかでも俺のお気に入りの中の一人だよ。彼は正当な評価を受けていないけど、俺にはそんなこと関係ないからね。やつはWestCoastの中でももっともしびれる男さ!彼をヴィンセントに呼び出したんだ。この曲をリメイクするにはRBXの力を借りないとできないってね。マジでそう思ったんだぜ。RBXはコンセプトを聞いてきたよ。まあ、二つ返事でOKをもらったけどね。そして、俺のクルーの
Rosey Cross, Little Chalk, GIたちを集めて、もちろんプロデュースはPolar
Bearだよ。俺はこの曲は歴史に残るものになると思ったよ。聞いただろ?ものすごくパワフルで、力強いメッセージを。世界中の人々の頭に刻み込まれると確信したよ。」
■ オールタイム・フェイヴァリットな曲/アルバムは何ですか?
「アルバムだったら『It Takes A Nation Of Millions To Hold
Us Back』(PUBLIC ENEMY)だな。実はちょうど運転中に全部聞いてきたんだ。気分が落ちてる時なんかに聴くとバッチリだぜ!曲ってのは多すぎて挙げられないな・・・オールディーズなんかも好きだし。次の機会までに答えを用意しとくよ。でも挙げられるか解んねーなー」
■今後のプランがあれば教えてください。
「オレの会社を次のステップに上げるってことかな。今はBOW
TIE ENT.で幾つかプロジェクトを抱えてるんだ。ひとつは映画で、『Made In Amerikkka』ってタイトルだ。あとはKAMと『Warning』ってアルバムを録っていてこれは夏くらいには出したいよ。あとは話したとおり、"UNITED
LENCH MOB FRONT"だろこれは9月ごろに、そしてオレのセカンド・アルバムも作ってる最中なんだ。まだタイトルは決めてないけどね。『New
World Disorder』っていうのが第一候補かな。不動産業や株にも挑戦しているしね。俺自身のレベルアップが最大のプランだけど、今年は今言ったようなプロジェクトに集中したいね。それからもっとグローバルに活動するよ。」