LAに来て、シャツや彫氏のカトゥーン仕様のコルテッツ、NewEraのキャップなどなどいろいろと購入した。 しかし、LAでの最大の買い物はまさしくこれだった。 そう、マイメンISHIGOOKAがデザインしてくれた"G-HOUSE RECORDZ"のロゴのチャーム。 写真だとイエローっぽいが本物はホワイトゴールド。 完全オーダーメードで作成。 そして、チェーンもゲット。 がっちりとした重量感。 そして仕事の決めの細かさ。 文句なしの完璧な出来! 何がいいって安い! そして制作期間も短い! ブリンブリンの仕様なため、かなりビビリながらチェーンに首をとおすチキンな私。 ちょうどこのとき同じくこのロゴがのっているTシャツを着ていた。 気分はまさにGangsta。 このあと再びBad Azzのスタジオを訪れる。
彼に会うのは何度目だろう? 滞在中複数回あったのはBad AzzとLow Lifeの面々だけなのだが。 スタジオにたどり着くと、ちょうどBad Azzが携帯で話しながら扉から出てきた。 いい加減にマスターしたハンドシェイク。 Bad Azzも歓迎してくれてるように笑顔で挨拶を交わす。 スタジオ内でもくもくと作業をこなすDJ 2HIGH。 どことなくスタジオ内がピリピリしている。 後から聞いた話なんだが、Low LifeのなかにDazバリのチンピラフロウをかますYoung Caliという多分最年少のラッパーがいる。 彼はまわりのメンバーにけちょんけちょんにダメだしを食らっている。 (個人的にはラフでチンピラ臭漂う感じがお気に入りなんだが) そんなこともあってかBad AzzとYoung Caliが少し言い合いになったようだ。 「お前、ぶっ飛ばすぞ?」 とYoung Cali。 「ダレに口きいてると思ってるんだ?」 Baz Azzも負けない。 「なんだと?」 「殴れるものなら殴ってみろよ。イイゼ?殴ったら撃つからな。」 「・・・」 「持つもんもってねーくせにでかい口たたいてんじゃねーよ。」 「・・・・・・」 すごく気さくで私たちに笑顔で接してくれるBadAzzからは想像できない。 やはりGangstaはGangstaなんだ。 一瞬、ふわふわとLAの雰囲気と同化した気になっていたのが現実に引き戻された。 そうだ、ここはアメリカ。 自由と銃が共存する国。 そのことを忘れてはいけない。
■ Bullet - 2