一路PASADENAへ向かうため110を北上する。 フリーウェイをおり、ダウンタウンあたりとはまた違った風景が広がるストリートを走る。 目指すは待ち合わせ場所のモールだ。 このモールが馬鹿でかい。 さすがアメリカ、無駄にでかい。 行きつけの店があるようで、モール内のその店の前で待ち合わせる。 待つこと数分。 「デケェ!!!」 これが最初の印象。 そう、"XL Middleton"の登場だ。 眼鏡にオールバックといういでたち、ウエストははちきれんばかりだ。 笑顔で挨拶を交わし、店の中へ入る。 カウンター席に並んで座った。 「身分証を見せてください。」 アメリカでは21歳以下の飲酒は禁止されている。 それに販売したほうも罪になる。(たぶん) そのため、どこに行っても酒を飲むときは身分証の提示を求められる。 私の場合はパスポートだ。 いつもどおりにパスポートを提示する。 「CaliforniaのIDじゃないとダメです。」 なんとも頭でっかちな店だ。 ごねてみたがダメだった。 仕方なく店を変更することに。 と、携帯でいろいろなところに電話しはじめるXL。 なにやらいい店を探しているようだ。 「ん・・・今日は月曜日?マルガリータ・マンデーだ!」 店が決まったらしい。 外に出て車で移動。 これからわが身に起こる恐怖の体験などこのときは知るよしもなかった。 私たちは窮屈そうな車に乗るXLの後についていった。
どこをどう走ったかなんてさっぱり覚えていない。 気づくとスタジオの中のソファーにうなだれていた。 そして"DJ Glaze"登場。 思ったよりも小柄で・・・ってことぐらいしかかけません。 FOESUMのニューアルバム"U Heard Of Us"を一通りスタジオ内で聞かせてもらう。 その間も私はスタジオのトイレに駆け込み、リバース。 心配になったのかMNMstaが様子を見に来てくれた。 本当に迷惑をかけてしまった。 それでもしっかりと一緒に写真をとっている私。 帰り際、3人とハンドシェイクで挨拶。 MNMstaと握手したとき、 「ショウチュウ!DJショウチュウ!」 と、言われてしまった。 G-HOUSE03 aka DJ 焼酎。 LAにいる間、みんなにそう呼ばれた・・・ あぁ、なんてことをしてしまったんだろう。 名前までつけられるとは思いもよらなかった。 それでも本当にFOESUMにはお世話になってしまった。 そして、汚点を残してしまった・・・ 巷で私に会ったときにくれぐれも「DJ焼酎!」と呼ばないように。 シカトしますから。
■ Bullet - 2